2013年12月アーカイブ

最終日 愛媛(11月29日)

最終日は宿泊した今治国際ホテルからバスで約1時間の西条市にある今治造船西条工場の見学から始まりました。日本一の規模を誇るこの造船所では、全長300mクラスの船が年間9~12隻のペースで建造されています。広大な敷地内をバスで周り、車窓ごしに鋼板の切断や変形の段階から見学。パーツごとにある程度まとめあげてから溶接でつないでいくという巨大船の合理的な作り方(ブロック建造法)をわかりやすく説明していただきました。その後、バスをおりてドックを間近で見て、生徒たちはドックやクレーン、そして何よりも建造中の船舶の大きさに圧倒されていました。生徒の質問にも懇切丁寧にお答えいただき、今治造船の皆様には感謝に堪えません。

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その後、バスで松山に移動し、子規記念博物館を見学しました。こちらも館内の方から、展示を見ながらわかりやすい説明をしていただきました。その後、子規の生家を再現した子規堂も訪れ、生徒はこの近代日本最大の歌人について幾ばくかのイメージがつかめたのではないかと思います。

松山といえば、子規と並んで、その友人である夏目漱石の『坊っちゃん』でも有名です。その『坊っちゃん』登場する道後温泉は、日本三大名湯にも数えられる温泉ですが、生徒たちも実際に入浴をして、坊ちゃん気分を体験しました(もちろん泳ぐべからず!)。

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この2年の秋季校外学習は、本学園の中高の学習旅行の中でも、かなりユニークな内容です。山陰から山陽・四国まで見学するために移動距離も長く、その点ではややハードな旅行だったかもしれませんが、個人や家族の旅行では行かないような場所を中心に見学し、貴重な体験をしてきたのではないでしょうか。この経験が、いずれ生徒の進路決定や人生に生かされることを願っています。

第3日  広島→愛媛(11月28日)

秋季校外学習3日目最初の見学は、広島の平和記念公園から始まりました。天気は薄曇りながら、すでに冬の寒さです。まず、世界遺産に指定されている原爆ドームを見学し、そのまま徒歩で平和の鐘、原爆供養塔などを見学した後、原爆の子の像で学校から持参した千羽鶴をお供えし、黙祷を捧げました。さらに原爆死没者慰霊碑の前で再び黙祷した後、平和記念資料館へ。原爆投下にいたる歴史や、原爆による当時の悲惨極まる様子、今もなお続く放射能による健康被害などの展示を生徒は真剣な表情で見学していました。原子力の脅威は原爆にせよ原発にせよ、今日避けて通れない問題であり、生徒には今回の経験を未来に生かしていってほしいと思います。

次の見学地は日本三景の一つ、安芸の宮島。フェリーに乗る頃には天気もすっかり良くなりましたが、あいにくと風がかなり強く、いっそう寒さを感じました。さざ波のたつしかし美しい瀬戸内海の海を渡って厳島神社に到着。ちょうど干潮の時間に当たり、残念ながら海に浮かぶ鳥居の姿を見ることは叶いませんでしたが、逆に鳥居のそばまで歩いて近づくことができました。楠を用いたこの鳥居は近くで見ると迫力もすごく、生徒にとっても珍しい体験だったようで、鳥居に対して興味津々でした。続いて、本殿へ。他の神社とは異なる海上に浮かぶ本殿ならではの特徴や工夫を間近にみることができました。

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さらにその後、宮島からチャーター船に乗り、翌日の見学地である愛媛に向かいました。大三島で再びバスに乗り換え、途中で訪れた亀老山展望台からは、夕日に照らされた瀬戸内の海を一望することができました。例年に比べて異様に寒いのが玉に瑕でしたが、天候も良く、観光写真でも有名な来島海峡大橋を背景にしたその眺望は、まさに絶景でした。

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今日の夕食はしまなみ海道の途中にある「よしうみいきいき館」で、瀬戸内の新鮮な魚介を七輪で焼いて食べました。生徒たちはお代わりが止まらず、翌日のために用意していた鯛飯まで出していただいたようで、本当に感謝しています。その後、バスは今治国際ホテルに無事到着。明日はいよいよ最終日です。

第2日 島根→広島(11月27日) 

今朝は朝食時にホテルのラウンジから美しい宍道湖の朝焼けを見ることができましたが、その後は下り坂になり、松江は大雨になることもあった一日でした。しかし、見学時にはタイミングよく雨が小振りになるパターンが続き、この日最初に訪れた松江城の天守閣から望む絶景を生徒は楽しんでいました。松江城は創建当時の姿を伝える、日本国内でも数少ない城の一つで、生徒たちは天守閣の構造や役割、当時の城の使い方について思いを馳せていたようです。

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続いて、松江城から程近くにある小泉八雲記念館・旧居に徒歩で移動。昨日の夜に小泉凡先生から伺ってはいたものの、その話に登場していたものを実際に目にすることができ、生徒は感慨深げでした。八雲の筆跡や、使っていた机を見て、より八雲を身近に感じられたのではないかと思います。3年次になると、毎年代表がここ松江で開催される「ヘルンをたたえるスピーチコンテスト」に参加しており、今年見学に訪れているメンバーからも再び来年この地を訪れることになると思いますが、今回の体験をもとに、良いスピーチを完成させて欲しいと思います。

その後、豪雨の中をバスで移動し、いよいよ式年遷宮を終えた出雲大社に到着。バスを降りる時には雨もほぼ止んでおり、その迫力のある荘厳な姿をはっきりと拝見することができました。ここ数年は工事の覆いをかけられていたため、実に久しぶりにその姿を現したことになります。日本一の大きさを誇る神社ですが、かつてはその倍以上の高さがあったといわれており、続けて訪れた古代出雲歴史博物館で、生徒たちはその謎に迫っていました。

その後、島根を後にし、広島へと向かいました。夕飯は班別で広島風お好み焼きを食べに行きました。中には2枚食べる生徒もおり、生徒たちにも大好評でした。

第1日 神戸→松江 

11月26日(火)から、中学2年生による3泊4日の<秋季校外学習>が始まりました。駿台学園中学校では、「本物を見て興味、関心を育てる」という趣旨のもと、中学3年の修学旅行とは別に、中学2年でも宿泊行事を行っています。

まず東京駅に集合し、最初に新幹線で向かったのが新神戸駅。南京町中華街で昼食を済ませた後、最初の見学地である「人と防災未来センター」を訪れました。1995年1月17日に阪神・淡路大震災が起きてすでに19年近くが経とうとしており、現在の神戸の街をみただけでは、当時の被害を思い起こすのは難しくなっています。この「人と防災未来センター」では、当時の災害の様子を知ることができるとともに、地震についての知識や、震災に対する対策や備えについて、映像やわかりやすい展示をとおして学ぶことができました。

その後、バスで明石海峡大橋へ移動。今年は天候に恵まれ、世界最長の中央支間長を誇るこの橋の美しい姿を望むことができました。この橋の建設には、駿台学園の近辺に東京本社のある川田工業が携わっています。その川田工業から今年も有若さんにお越しいただき、橋の建設や実際の苦労話について、丁寧かつ分かりやすいお話を聞くことができました。舞子海上プロムナードでは橋桁に設けらた海面から65メートルの高さにある遊歩道を歩き、そのスケールと迫力に生徒は驚嘆していました。

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神戸を後にし、中国山地を縦断して初日の宿泊地である島根県へ。松江のホテルで夕食を済ませた後、松江と関係の深い小泉八雲について、その曾孫にあたる小泉凡先生(島根県立大学短期大学部 教授)に来ていただき、八雲の人がらや出雲地方の魅力について講演を聞くことができました。明日は実際に八雲の記念館や旧居を訪れます。生徒には今日の話をいかしながら見学してほしいと思います

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