平成26年度 海外修学旅行リポート 6日目

3月8日(日) パリ・ヴェルサイユ・シャルトル

修学旅行も残すところ実質あと2日となった今日の見学は、おそくら世界で最も有名な王宮であろうヴェルサイユ宮殿から開始です。ブルボン王朝最盛期の国王ルイ14世の創建となるこの巨大な宮殿ですが、しかし実際にここを使った王はルイ14世のほかはルイ15世、16世のあわせてわずかに3人です。というのも、ルイ14世が長命だったため曾孫のルイ15世が後をつぎ、15世も長期に在位したため孫の16世が後を継ぐという、かなり変則的な王位継承がおこなわれ、ルイ16世の時代に革命が勃発し王権が廃されたたためでした。宮殿では優雅な生活が送られたのでしょうが、3代の王権の間に世の中は大きく変化し、強勢を誇ったフランス王国は財政難にあえぐようになりました。そしてルイ16世の在位中の1789年にフランス革命がおこり市民がヴェルサイユにも押し寄せ、宮殿を出ざるを得なかった王と王妃マリー・アントアネットは、結局数年のうちに処刑される運命となった訳ですが、輝かしい王政と同時に革命の舞台であるヴェルサイユの見学は、生徒にも相当の印象を与えたようでした。少々申し訳ない言い方になりますが、ヴェルサイユは昨日見たヴィーンの宮殿とは桁違いの規模と壮麗さで、当時高価だった鏡をふんだんに使った「鏡の間」などはまさに圧巻です。フランス王権の強大さを実感するとともに、過激な革命勃発の遠因もなんとなく理解できるような、そんな場所といえそうです。

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ヴェルサイユで昼食を済ませた後は、暖かく明るいまさに春爛漫といってもよいような陽気の中を(バスの中は一時冷房を入れました)、中世ゴシック様式の大聖堂で知られるシャルトルへ向かいました。シャルトルは中世のフランス北部におけるキリスト教研究の拠点の一つでしたが、同時にいわゆるイタリアのルネッサンスに先駆けて古代ギリシャ文明の再生を目指す研究も盛んでした。正面に3か所ある入り口のうち一番右の門の上部には、その名残ギリシャの数学者などの彫刻もほどこされています。また、この教会は11世紀に作成されたステンドグラスの美しさで知られ、特に「シャルトルの青」として賞賛される淡い青色が見事です。生徒達は、シャルトル大聖堂のバラ窓やステンドグラス、そして特にシャルトル特有のペール・ブルーに感嘆していました。

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午後はパリに戻り、オルセー美術館の見学です。日曜日で団体での見学ができないとあって、生徒は2~3人一組となり、修学旅行資料集を片手に自主見学となりました。しかし、今年の参加者の見学姿勢は非常に良好で、ミレーなどのバルビゾン派や、マネ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、シスレー、ピサロなどの印象派やそれ以降の画家の作品を大変熱心に鑑賞していました。

本日最後の見学は、セーヌ河のクルーズによる、一周の車窓見学です。エッフェル塔近くの波止場から船に乗り、セーヌを30分ほど遡ってパリのノートルダム大聖堂があるシテ島を過ぎたあたりで引き返してくるコースですので、1時間の間にセーヌの左岸・右岸の様子を楽しむことが出来ます。18:00の乗船で、暮れゆくにつれ表情を変えるセーヌとパリの町並みを、生徒は満喫していました。下船後はライトアップされたエッフェル塔をバックに記念撮影。明日は、このエッフェル塔の最上階まで昇る予定です。

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夕食を終えてホテル着は21:00。国外修学旅行は連日の長時間の日程で体力的にはややきつい面もあるとは思いますが、生徒達は充実した見学を着実に消化しています。

 

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