平成25年度中学修学旅行の最近のブログ記事

いよいよ修学旅行も最終日。あいにくの本降りの雨の中、ホテルを出発して嵯峨野トロッコ列車の亀岡駅へ。濁流となった保津川を横目にトロッコ列車は嵐山駅へと向かいました。保津川沿いに峡谷の中を走り抜けるこの列車、晴れた日には保津川下りの船と並走するのがその情緒の一つなのですが、この日は船は欠航でした。嵐山駅を降りると、そこは紅葉で名高い小倉山。ただしまだ色づき始めたばかりでした。

雨に濡れる嵯峨野の竹林を通り、天龍寺へ。開山である夢窓疎石が作庭したといわれる池泉回遊式庭園をしばし眺めた後は、嵐山で自由時間をとり、さらに昼食をすませて広隆寺へ。この京都でも最古といわれる名刹では、国宝第1号である弥勒菩薩を拝観しました。広隆寺の後は、最後の見学地である清水寺に移動。この頃には、雨もほぼあがり、清水の舞台から遠望する京都の風景に別れを告げて、京都駅へ。定刻通りに京都を出た新幹線で一路東京駅へ向かい、これまた定刻通りに東京駅着。こうして、4泊5日の修学旅行を無事に終えました。

 黒部ダムから始まった今回の修学旅行では、実に様々な場所を訪れました。理解して欲しかった内容はかなり高度なものもありましたし、その全てを生徒が吸収できたわけでもないと思いますが、将来的には、人生のどこかで意味をもつ可能性を秘めたものだったと思います。今回の経験が机上の学問を超えて、生徒の可能性を拡げてくれることを願っています。

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今日は京都市内を班別で見学しました。

 班ごとに立てた計画にのっとって見学を進め、全体としてどの班も大きく予定を変えることなく班別研修を終えました。京都は見学地が非常に多いため、一日で全てを見ることは到底不可能ですが、それでも、密教系の寺、禅宗の寺、二条城など、生徒は京都の持つ歴史、文化の多様な側面を知ることができたのではないかと思います。

 台風の影響が心配されましたが、朝から曇天ではあるものの雨は降っておらず、結局一日中大きく天候が崩れることはなく、午後になり降ったりやんだりの状態となりましたが、全体としては問題なく班別研修をこなすことができました。夕食も班別ですませました。良い思い出の残る一日だったと思います。

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今日の最初の見学地は名古屋のトヨタテクノミュージアム産業技術記念館。トヨタといえば「自動車」というイメージが先行しがちですが、もともとは1890年、豊田佐吉が東京で開催された内国勧業博覧会で外国製の優れた織機を見て発憤、長年の苦労の末独力で「豊田式木製人力織機」を発明したのが会社の始まりです。その後、息子の喜一郎が自動車部門を発展させ、今日に至っています。この産業技術記念館は、トヨタ・グループの歴史そのままに、展示の前半部が繊維機械館、後半部が自動車館となったいます。繊維機械館はトヨタの歴史のみならず、古代から産業革命を経て現在にいたるまでの繊維産業の発展全体について、わかりやすい展示がされており、自動車の産業史とあわせて、生徒に「産業とは何か」を俯瞰して学ぶ良い機会になったのではないかと思います。

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 その後、名古屋を立ち奈良へ。奈良ではまず法隆寺、続いて東大寺を見学しました。あいにく奈良からは雨が降ってきてしまいましたが、法隆寺では金堂や五重塔、宝物館を見学しただけでなく、このシーズンには秘仏救世観音像が公開されており、今も金箔の残るその姿を拝観することができました。東大寺では、やはり大仏殿と盧舎那大仏の圧倒的な大きさに生徒は驚きを隠せませんでした。しばらく修理のために見学できなかった法華堂(三月堂)も今年から拝観が再開されており、昔ながらの雰囲気で不空羂索観音をはじめとした国宝の諸仏を見学することができました。

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 その後、本日の宿泊場所の京都へと向かい、本日の夕食である湯豆腐を南禅寺の順正で食べました。明日はいよいよ京都の班別研修です。

昨晩白川郷の宿舎に着いたときはすでに暗くて周りが見えませんでしたが、今朝は天候も良く、朝日のなか、合掌造りの建物が迎えてくれました。展望台から望む白川郷の風景が素晴らしく、世界遺産の村に来たのだという思いを新たにしました。

その後、国指定重要文化財である和田家を訪問しました。和田さんから丁寧な解説をいただいた上、合掌造りの建築を内側から見ることができました。そのしっかりした柱や屋根の造りには生徒も驚いていたようです。

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          展望台から白川郷を望む

白川郷の次に向かったのは、愛知県にある博物館明治村。ここには数多くの明治時代の建物が移築、保存されています。それらは西欧の外圧のもと、苦難しながらも歩み続けた日本の近代化の生き証人ともいえます。ワークシートを解きながら実際に見学することで、生徒たちには日本の近代化の意義や問題点について、少しでも認識を深めてくれたことと思います。2日目は、名古屋に宿泊。夕食は、班別に、味噌カツや溝煮込みうどんなど、名古屋名物を楽しみました。

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           明治村北里研究所本館前

中学3年生による4泊5日の<修学旅行>が始まりました。

第1日 黒部・立山アルペンルート (10月21日)

本年度の中3生の修学旅行、初日の見学地は黒部ダムを含む黒部・立山アルペンルートです。新宿から特急あずさに乗り、信濃大町に到着。前日までの雨天とはうってかわって天気も良く、見事な紅葉の道を縫ってバスで扇沢へと向かいました。扇沢からは現時点では国内唯一というトロリーバスに乗り、黒部ダム建設の際に大変な難行の末に貫通したというトンネルを通ってダムに到着。この日の黒部は本当に天気がよく、暖かい日差しに照らされた湖面はさざなみをたてていました。残念ながら放水こそしていませんでしたが、生徒たちはその壮大な風景を楽しんでいました。黒部ダムは戦後の経済成長による深刻なエネルギー不足を解決する手段として開発されたわけですが、放射線とも二酸化炭素とも無鉛の発電方式である水力発電の実際を見ることは、2年前の震災以降再び問い直されているエネルギー問題について、生徒が考えを巡らすひとつのきっかけになるはずです。

黒部ダムの見学後はケーブルカー、ロープウェイを乗り継ぎ、日本最高地の駅である室堂へ。昨日20センチの積雪があった室堂は、さすがに寒くはありましたが、時折晴間ののぞく空からの光に照らされた新雪の山々が美しい姿を見せてくれました。室堂見学後は一路白川郷の宿舎へ。明日以降天気が心配されますが、この日は全体として天候に恵まれた素晴らしい一日になりました。この日の宿泊は、世界遺産の白川郷です。

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