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学校行事

平成27年度高等学校修学旅行(国内)リポート

2016/03/28

3月3日(木) 初日 東京→那覇→名護

平成27年度の高等学校修学旅行(国内)は、昨年同様沖縄の本島と離島をめぐりました。初日、羽田から那覇に着くと快晴で、沖縄の太陽に出迎えられました。昼食後、まず太平洋戦争末期の沖縄戦に際して避難所として使用された壕や自然洞窟(ガマ)の見学をしました。ガマ内部は狭いということもあり、1、4組は山城本部壕、2、3組はアンティラガマ、5、6、7組はマヤーガマを見学しました。ヴォランティアガイドの方から戦時中の話を伺いましたが、当時逃げ込んだ方たちはこの狭い壕の中での生活を強いられました。次に向かったのはひめゆり平和祈念資料館です。学芸員の方から改めてひめゆり学徒隊とその悲劇のあらましをうかがった後、当時実際に学徒隊員として活動された方のインタヴュー映像を見ました。沖縄戦から間もなく71年、戦争を実際に体験された方がご高齢となり直接お話しを伺うことがこの数年でかなり難しくなり、今回はDVDによる学習となりました。学徒隊の方の記憶はつい最近のことを語るように鮮明で、言葉があふれます。生徒たちは当時の体験の凄まじさを肌で感じ取ったようでした。

このあとは距離にして70kmほどバスで移動し、初日の宿泊場所である本島中部の名護市へ。天気にも恵まれ、初日は順調に終了しました。

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3月4日(金) 2日目 名護→那覇

2日目は班別に分かれ、タクシー研修を行いました。天気はこの日も快晴で、気温も20度を超えました。必修見学地を回りながら、再び那覇へと南下する日程です。

必修見学地は米軍嘉手納飛行場が一望できる「道の駅かでな」、「沖縄戦終焉の地」と言われる摩文仁の丘陵にある「沖縄県平和祈念資料館」、琉球王国時代の荘厳な雰囲気を感じられる世界遺産「首里城」です。嘉手納基地では、たまたま米軍機の離着陸にでくわした生徒がいて、想像を絶する轟音に基地の現実をあらためて認識したようです。事前指導で見た映像資料の中の米軍機の騒音におびえる幼稚園児の姿が頭をよぎったという生徒もいました。沖縄の米軍基地は非常に難しい問題を抱えており、県民の中にも様ざまな意見や立場があることを、運転手の方から聞いた生徒もいたようです。

 「沖縄県平和祈念資料館」では、「平和の礎」に名前が刻まれた戦没者は、その出身地が日本のみならず、米国、英国、朝鮮・韓国、中国など思っていたよりはるかに広範囲にわたることが分かり、敵味方関係なく生命を失う戦争というものの現実をつきつけられた様子でした。  

「首里城」では、美しい朱色の正殿の前で多くの生徒たちが記念写真を撮っていましたが、日本建築でありながら異国情緒をもあわせもつ独特の雰囲気に、日本と中国の間に位置して中国の使者もたびたび訪れていた王朝時代の琉球の様子を生徒たちは想像しながら見学していたのではないでしょうか。

この3か所に加え、生徒たちはそれぞれの班が計画した思い思いの場所を見学しました。

必修見学地以外で多くの生徒が訪れたのは「美ら海水族館」です。沖縄の南国の海にふさわしい色とりどりの魚や巨大なジンベイザメ、そしてマンタを間近に見て、多くの生徒が驚いていたようでした。

那覇のホテルで安着を引率者に報告すると、2日目の主要な日程は終了です。タクシーの運転手の方や地元の方がたとの交流を楽しみながら、本土とは異なる沖縄の歴史、沖縄戦の記憶、そして現在の基地問題などについてそれぞれが学んだ1日となりました。

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3月5日(土) 3日目 那覇→石垣島→竹富島

3日目は那覇から空路で石垣島に向かい、さらに船を使って竹富島へ移動しました。石垣島や竹富島は沖縄本島から南西に約400km。むしろ距離250kmの台湾のほうが近いという位置にあります。

竹富島での入島式を終えた後、生徒たちはウォークラリーを楽しみながら、全人口360人あまりというこの島の方がたとの交流を楽しみました。ウォークラリーのポストがそれぞれ特徴あるシーサーというのが、沖縄らしいところです。途中竹富の「風物詩」ともいえる水牛にも遭遇しました。のんびりと時間が流れる竹富で、生徒は東京では得られない何かを感じたのではないでしょうか。

この日の夕食はビーチでバーベキューの予定でしたが、夕方から雲が出て雨の心配が出たため、変更して「まちなみ館」というイヴェントスペースでの食事および交流会となりました。この日はホテルではなく、よりいっそう沖縄が実感できる民宿や旅館に宿泊しました。

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3月6日(日) 4日目 竹富島→石垣島

4日目はこの日はまさに初夏の暑さ。竹富島で離島式を行った後、船で石垣島に戻り、ホームビジットを行いました。まず石垣港で今度は入村式を行ったあと訪問先の方がたと対面し、各お宅に生徒5~7名程度がお世話になりました。沖縄名物の紅芋の収穫をしたり(ちょうどサツマイモの芋掘りと同じような感じです)、スターフルーツの畑の雑草刈りをしたり、沖縄料理を一緒に作ったりと、班によって違った作業や経験をしました。夕食も各家庭でいただき、ホテルまで送って頂きました。約半日の滞在でしたが、石垣島の生活を体験したことは、貴重な財産になったのではないでしょうか。生徒たちはホームビジット先の方々との別れを惜しんでいました。

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3月7日(月) 5日目 石垣島→西表島(由布島)→石垣島

5日目は船で西隣の西表島に移動し、浦内川でカヌー、遊覧船体験をしました。カヌーは2人ペアとなりましたが、初めてのことでうまくカヌーがコントロールできず、思うように進めないペアも見受けられましたが、浅瀬ではカヌーを降りて珍しい西表島の動植物観察を行いました。また、遊覧船に乗ってガイドさんの説明を聞きながら、クルーズをしました。

もう一つの見学地は由布島です。由布島は島といっても西表島とは半ば浅瀬でつながっているような場所です。移動は、なんとも風情のある水牛の引く牛車です。車上では御者の方が三線(サンシン)を弾いてくださり、のんびりゆったりした沖縄の雰囲気を味わいました。島では様ざまな亜熱帯の植物を見ることができました。

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3月8日(火) 6日目 石垣島→東京

最終日はシーサーの絵付け体験、川平湾のグラスボート体験、沖縄の古民家などを集めて古き良き沖縄の家並みを再現した「やいま村」の見学をしました。シーサーは本土の狛犬に似た琉球地方独特の想像上の動物ですが、沖縄では魔除けの力があるとされています。絵付け体験では生徒たちの創意工夫によって、それぞれ個性的なシーサーが出来上がっていました。

グラスボートでは船底が総ガラス張りになっている船に乗り込み、色さまざまの珊瑚やカラフルな小魚たち、そして大きなシャコガイなどを見ました。生徒はここでも沖縄の海の美しさに感嘆の声を上げていました。「やいま村」では、三線に触れた生徒もいたようです。

かくして全日程を終え、東京へ。あいにくと羽田空港一帯が濃霧のため2時間以上遅れての到着となりました。前半は沖縄戦と関係したシリアスな見学が中心で、後半は沖縄の魅力である亜熱帯気候ならではの自然、動植物の観察や、本土とは異なる沖縄の風俗・習慣の体験が中心となりましたが、生徒たちには充実した6日間だったのではないでしょうか。

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