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学校行事

第51期<駿台天文講座>・第601回記念<駿台天文講座>のお知らせ、<駿台ジュニア天文教室>のお知らせ

2016/04/12

第51期<駿台天文講座>・第601回記念<駿台天文講座>のお知らせ

昨年度、<駿台天文講座>は50周年・第600回を迎えました。これも皆さまおかげと、感謝申し上げます。

さて、4月からは、51年目がスタートします。開講式に続く今期の最初の講座の講師は、当初平林久先生(JAXA宇宙科学研究所)を予定しておりましたが、平林先生のご都合で4月と5月の講師が入れ替わることとなり、4月は相馬充先生(国立天文台助教)に、「キトラ古墳の天文図」について講演していだだきます。

キトラ古墳は、奈良県高市郡明日香村の国営飛鳥歴史公園内にあり、極彩色の壁画で有名な高松塚古墳の約1km南に位置しています。この古墳は7世紀末から8世紀初めに築造されたと考えられていますが、石室内部の壁面には青龍・朱雀・白虎・玄武の四神と獣頭人身姿の十二支が、さらに天井には東アジア最古に属する現存例といわれる精緻な天文図が描かれています。

キトラ古墳石室内部の天井に描かれている天文図は、天の北極を中心とする正距方位図法に従ったと思われる方式で描かれています。その図には350個以上の星が配され、それらを朱線で結んで74以上の星座が示されています。天の川は描かれていません。星は明るさ等に関係なく同じ大きさの金箔で表され、直径は約6mmです。ただし、3つの星だけが直径約9mmで描かれています。星座はおおむね古代中国の星座に従っていると見られますが、星座の数は古代中国のものよりずっと少ないようです。

キトラ古墳天文図には、その元になる原図があったと考えられています。その原図は、いつ、どこで観測されたものを元に描かれたのかを推定する解析で、キトラ古墳天文図の星の位置は必ずしも正確とはいえないが,描かれている星々のうち、天の赤道に近くて明るい5星と内規に接するように描かれている6星の計11星は、それぞれ天の赤道と内規に対する位置関係が比較的正しいことがわかってきました。緯度からは日本の飛鳥(北緯34º.5)も候補になるものの、4世紀当時に飛鳥で天文観測を行っていたとは考えられていないことから、4世紀ごろに中国で観測され描かれた星図が日本に伝わって、それを元にして、西暦700年ごろに造られたキトラ古墳の天文図が描かれたと考えられます。

キトラ古墳天文図は、先年東京国立博物館で公開されましたので見学した方も多いと思いますが、今回の講演は、天文学研究者がキトラ古墳に描かれた天文図から読み解いたことをテーマとした講演になります。

なお、晴天の場合は、屋上にある20㎝望遠鏡(ニコン製)で天体観望会を開催します。

 

<駿台ジュニア天文教室>のお知らせ

本年度も<駿台天文講座>にさきだち、15:30から<駿台ジュニア天文教室>を開講します。天文や宇宙にこだわらずお話しと実験で科学を身近に感じてもらう講座です。小中学生のみなさん、ぜひご参加ください(小学生は原則として保護者の方と参加して下さい。)。

 

 ●第51期駿台天文講座開講式<第601回駿台天文講座>

 日 時:平成28年4月16日(土)17:00~18:30

 場 所:駿台学園小ホール

     第51期開講式・第601回天文講座

 講 師:相馬 充先生(国立天文台助教)

 題 目:「キトラ古墳天文図」

 

 ●駿台ジュニア天文教室

 日 時:平成28年4月16日(土)15:30~16:30

 場 所:駿台学園地学室

 講 師:中嶋 浩一先生(一橋大学名誉教授)

 題 目:「古代人が描いた天文図とは?」

 

 ●入場料:無 料

 会 場:東京都北区王子6-1-10(電話 03-3913-5735)

 最寄駅:JR・地下鉄 王子駅下車 徒歩10分

 ※前もってご予約は、必要ありません。なお、自動車でのご来校はご遠慮ください。

 

 

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