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学校行事

高校2年生修学旅行(国外)リポート 5日目 ヴィーン

2016/03/09

修学旅行も終盤に近づきました。5日目の今日はヴィーンの見学です。昨日までのイタリアと比べ、やはりアルプス以北はかなり気温が下がります。

最初の見学場所は、ホテルのすぐ近くのシェーンブルン宮殿。ハプスブルク家の夏の離宮として使われたこの宮殿は、マリー・アントワネットも幼少時を過ごし、神童モーツァルトがマリア・テレジアの前で御前演奏をした場所で、ヴィーンのシンボルの一つです。完璧にヨーロッパ風の外見に対し、中国、日本からの輸入品による内装が多いことに、まず生徒は驚いていたようです。ヨーロッパの王侯に東洋趣味がかなり浸透していた訳で、ここでもまた世界の狭さを感じることになりました。

シェーンブルン.jpg

次の見学場所は、ベルヴェデーレ宮殿です。この見事な宮殿は、現在は美術館となっており、グスタフ・クリムトやエゴン・シーレなどユーゲントシュティル(ヴィーンの世紀末様式)期の作品などが収蔵されています。クリムトは生徒の間でも知名度の高い画家です、しかし、よく知られる「接吻」のような金屏風を想起させる作品のほかにも、写実的な女性像や印象派的ともいえる風景画など、実はかなり多彩・多様な画歴の持ち主であったことが、生徒には新鮮な驚きであったようです。また、シーレの感情がほとばしり出るような作品には、実物を見てこその感動があったようです。

ベルヴェデーレ.jpg

ヴィーン名物シュニッツェル(カツレツ)の昼食の後は、ハプスブルクの王宮の見学です。ハプスブルク家の歴史のいわば掉尾を飾るのが、フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリーザベト皇后ですが、この最後から2番目の皇帝と后妃の生涯についての説明は、個人の伝記というよりは、むしろ19世紀後半~第一次世界大戦の間の歴史そのものと言えるものでした。高まる諸民族の独立志向、混乱する帝国、周辺諸列強との対立や同盟など、或る意味で今の世界と大差ない状況の中、帝政であるがゆえに皇帝一家も翻弄され、多数の命が奪われました。生徒にとっては、世界史、特に近現代史が非常に身近に感じられたと思います。

王宮.jpg

王宮の後は、シュテファン大聖堂へ。イタリアでは典型的なゴシック建築を見る機会がなかったので、生徒にとってはこのような様式の建築を始めて間近に見る機会となりました。放物線に近いややとがった天井、ステンドグラス、高い尖塔など、ゴシックの特徴をよく理解することができた様子でした。この教会で、モーツァルトの結婚式と葬儀が行われています。

シュテファン①.jpg  シュテファン②.jpg

この後は、真面目な見学が続いたので、今度はリラックスできる名所へということで、プラーター公園に移動。例の「第三の男」にも登場する大観覧車に乗り、ヴィーンの町を眺望しました。生徒たちは、町が美しいと感嘆していました。

プラーター.jpg

そしてヴィーンの中心街ケルントナー通でしばし自由時間をとった後は、ヴィーン郊外のグリンツィングでの夕食です。このあたりは、ベートーヴェンが交響曲「田園」を作曲したり、「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いた家から遠くありません。ザウワークラウト(酸っぱいキャベツ)、酸っぱい黒パンなどのいかにもドイツ圏風の食べ物にはやや苦戦したものの、ソーセージや各種の肉料理、ジャガイモが出て、生徒は満腹になっていました。今回の修学旅行は食事も充実しており、イタリア、オーストリアの代表的な料理を堪能することができました。連日天こ盛りの日程ですが、それも残すところあと1日となりました。

 

 

 

 

 

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