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学校行事

中学3年生修学旅行リポート 初日

2020/10/27

10月26日(月) 初日 愛知県(名古屋・明治村)

本日から本年度の中学3年生の修学旅行が4泊5日の日程で始まりました。本年度は4月以来ほとんど全ての大きな学校行事が中止になり、生徒たちにとって実に寂しい半年が過ぎました。2学期になり、修学旅行を実施する環境がある程度整い、ようやく実現にこぎ着けました。とはいえ、まさにそのコロナ禍の中での旅行ということで、マスクの着用、手指の消毒は必須、「密」に気をつけながらの行動と色々と制約の多い、これまでに経験したことのない4泊5日となりそうです。

ところで、その「整った環境」の一つに、東京発着の旅行がGoToトラベルキャンペーンの対象となったことも含まれます。費用面で公的支援が受けられたり、地域共通クーポンが支給されたりと今年ならではの良い面もあり、加えて事前の天気予報では、5日間晴天と暑すぎず寒すぎずの気温となる見込みです(昨年は毎日のように雨)。様ざまな意味で高まる期待の中での出発となりました。

駿台学園中学校の中3の修学旅行は例年、愛知に始まり、奈良、京都を訪れています。今年も初日真っ先に訪れたのは名古屋港の金城埠頭にあるリニア・鉄道館でした。その名のとおり、日本の鉄道史を飾る名車輌の展示と、開業が視野に入ってきたリニア新幹線の紹介をする博物館です。最初に、天野館長自らの解説で、10分程動画等をまじえながらリニア・鉄道館の概要についてお話をしていただき、その後班別の見学となりました。企画展として、初代0系新幹線から次期主力車両となるN700Sまでの進化が紹介されており、貴重な資料やパネル等、例年にもまして展示内容が充実していました。また、この鉄道館が所有するホジ6005形式蒸気動車は昨年7月に重要文化財に指定されています。

生徒たちは、ワークシートを片手に、日本を縦横に走ったかつての名車の展示を見ることを通じて、明治以降の鉄道の発展にともなう郊外の都市化、産業化、都市間移動の高速化の歴史を学んでいました。

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12:00に犬山市に移動し、バスの中で昼食をとった後、明治村に到着。ここの目玉の一つであるSLが運休であったことは残念でしたが、村内は他校の修学旅行生も多く、例年とさほど変わらない印象を受けました。明治村は一種のテーマパークですが、維新期以降の建築物を通して、日本の近代化の様ざまな面を学ぶことができる点にその特徴があります。

明治村というと有名なのが旧帝国ホテルです。集合写真撮影後、北口に近いこの建物から見学。20世紀を代表する建築家の一人であるフランク・ロイド・ライトが設計しています。なんといっても帝国ホテルですから、このライト館に泊まった客にも有名人が多く、チャップリンやマリリン・モンロー、往年のヤンキースの名打者ジョー・ディマジオなどが紹介されていました。また今年外せないのが、多くの班が見学した北里研究所です。北里柴三郎はドイツに留学してノーベル賞学者のコッホに師事、ペスト菌を発見、破傷風菌の培養、血清療法を研究した日本の細菌学の先駆者です。細菌やウイルスについての研究のために使われていた明治期の実験装置や、志賀潔や野口英世など、北里以外の精勤学者の業績を説明するパネルを通じて、長年人類を苦しめてきた病気の原因の特定や治療法の確立に、日本の研究者が大いに貢献してきたことを生徒は学ぶことができました。

その他、明治期の教会や、森鷗外・夏目漱石が相次いで住んだ家、第四高等学校武道場(課題図書となっていた四高柔道部出身の井上靖の自伝的小説『しろばんば』の舞台、読売巨人軍創設者の正力松太郎も四高柔道部員)、西郷隆盛の実弟である従道の洋館の邸宅等々、日本の近代史に登場する様ざまな人物ゆかりの建物を、生徒は班別に見学しました。かつて京都を走った路面電車に乗った班もあったようですが、この京都の市電を含め、今回見学した場所の多くは、明治~昭和戦前期が舞台のテレビドラマの収録場所としてよく使われているので、生徒たちも今後はちょっと違った目でドラマを見るようになりそうです。

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明治村の後は名古屋に戻り、班別で夕食です。ホテルから徒歩12〜13分のフードコートに行った班は、名古屋名物の矢場とんの味噌カツや名古屋コーチンの親子丼、きしめんなどそれぞれの好みに応じて名古屋の名物を選んでいました。名古屋駅近くの矢場とんに行った班もあったようですが、男子は一人平均5杯ほどご飯をおかわりしていたとのこと、GoToがらみの地域共通券も利用して、経済の活性化に一役買っていたと思われます。

初日ということもあり、COVID-18の影響がどう修学旅行を左右するかが掴めない中で、種々気を使う行動ではありましたが、なんとか1日目を終えることができました。明治村でも、各所に手指消毒用のアルコールが用意されていました。

明日は旅行2日目、引き続き気を引き締めて見学をしたいと思います。

 

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