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学校行事

中学3年生修学旅行リポート 3日目

2020/11/01

10月28日(水) 3日目 奈良→宇治→京都

 

修学旅行も3日目となりました。朝は少し曇っていましたが、段々と晴れていき、最初の見学地である春日大社へ着く頃には日が差し始め、すがすがしい朝の空気の中、奈良公園を散策しました。

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奈良公園のガイドさんに案内され、春日大社を見学してから次に向かったのは、隣接する東大寺の三月堂とも呼ばれる法華堂。学級ごとに中に入ると、本尊の不空羂索観音をはじめ、奈良時代の国宝群が出迎えてくれました。受付の方にうかがったところ、コロナ禍もあって中学生の修学旅行生の訪問は久しぶりとのこと。堂内にも30名しか入ることができず、完全に貸切の状態で、かつてないほど静かに仏像と向きあえました。

三月堂の隣の二月堂のお堂に登ると、東大寺大仏殿をはじめ遥か遠くまで奈良の街を見わたす景色を展望できました。この二月堂・三月堂の裏手の山が、小倉百人一首に含まれる菅原道真の歌「このたびは〜」に登場する手向山です。生徒は、百人一首を身近に感じたことと思います。

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その後、大仏殿に移動。実際に大仏殿に行くと、想像以上の大きさに生徒からは口ぐちに「大きい!」の声が聞こえました。コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、いつもは修学旅行生でごったがえす大仏殿の前もそして中も、ほぼ無人の状態。こんなにもゆっくり大仏に対面できるのも今だけのことでしょう。今年は大仏殿の柱の穴くぐりも「密」を防ぐために塞がれており、楽しみが一つなくなったものの、落ち着いて東大寺を見学できる無二の機会だったと言えるかもしれません。

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大仏見学の後は南大門へ。重層入母屋造の豪壮な門で、高さは25m。鎌倉時代に再建されたもので、門の両脇には、国宝である阿形・吽形の2体の木造金剛力士像が屹立しています。天気が良かったこともあって、いつも暗くて見えづらい金剛力士も、心なしかその姿がよく見えていたように思います。

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東大寺の見学を終え、徒歩で興福寺へ。興福寺は、藤原氏の氏寺と言うべき存在で、平安時代から中世にかけて大和国では圧倒的な勢力を誇りました。宝物館には数多くの国宝があり、中でも脱活乾漆像で作られた阿修羅像は、木彫では表現しにくい繊細な表現が印象的でした。

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続いて奈良を出て京都へ向かいました。京都最初の見学地は、宇治平等院鳳凰堂。例年は二手に分かれて入る鳳凰堂の内部拝観も、「密」を避けるため、今年は学級ごとの3グループに分かれての見学となりました。生徒は、近くで見る阿弥陀如来坐像の堂々たる雰囲気に圧倒されていました。壁に飾られた雲中供養菩薩の半数、鳳凰堂の屋根の上で対となって立つ鳳凰の本物は鳳翔館に展示されており、そちらでは間近から細部まで眺めることができました。

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続いて黄檗宗萬福寺へ向かいました。この寺を修学旅行として訪れるのは久しぶりです。17世紀に中国からの渡来僧隠元によって創建された萬福寺内の建物は、一般的な日本の寺院建築とは異なり、中国の明時代末期頃の様式で造られており、各所に見られる「卍(まんじ)くずし」と呼ばれるデザインや、円い形をした窓など、ほかの日本の寺院では見かけることのないような建築手法、デザインが用いられています。異国情緒漂う境内の雰囲気や、金色に輝く布袋象(実は弥勒菩薩を表す)は、生徒に強い印象を与えたことと思います。

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万福寺の後は北上を続け、この町のシンボルの一つである日本最高の五重塔がある東寺に到着。重要文化財である講堂の中には、弘法大師空海の教えを表現する立体曼陀羅があります。密教彫刻ということで、午前中に見た三月堂とはまた雰囲気が異なり、生徒もその違いを体感できたのではないかと思います。

ついで訪れたのは、東山区豊国神社の近くにある耳塚です。豊臣秀吉が文禄慶長の役の際、戦功の証に首を持ち帰る代わりに鼻や耳をそぎ落として持ち帰り、この土地に埋めた事からこのように名付けられています。この一帯は、16世紀末に豊臣秀吉の大仏殿があった場所で、豊国神社もあり様ざまな意味で豊臣氏とは縁が深いのですが、例の大阪の陣の発端となった方広寺の鐘の銘(時代劇によく出てくる)も見学することができました。

夕食会場は清水坂にある、豆腐料理の順正です。清水では、食事前に自由時間を設定。生徒たちは門前の店で、今年ならではの「地域限定クーポン」を利用して土産を購入していました。順正では、一人一丁半もの湯豆腐の他に胡麻豆腐、天ぷらなどをじっくり味わいつつ、ご飯をおかわりしている生徒もたくさん見られました。ライトアップされた京都タワーを遠くに見つつ清水を離れ、ホテルに到着しました。明日はいよいよ班別行動です。

 

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