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学校行事

中学3年生修学旅行リポート 5日目

2020/11/03

1030日(金) 5日目 京都→東京

1030日(金)、修学旅行も最終日となりました。5日間とも雨の心配はいらず、過ごしやすい気温の修学旅行になりました。本日は晴天にもかかわらず、所々でいわゆる天気雨が降ったとはいえ、軽くパラつく程度で、見学には全く支障はありませんでした。

まずは嵯峨野観光鉄道の亀岡駅に向かいます。霧で有名な亀岡ですが、この日は視界も良好。朝のうち雲は多めだったものの時間が経つにつれ晴れ間が広がり、保津川の美しい景観に期待が高まります。

09:30のトロッコ列車に乗って亀岡駅から嵐山駅へ出発。保津川沿いに20分ほど下る間、紅葉の始まった左右の山々やダイナミックな渓流の景観が美しく、生徒は自分のiPadでたくさんの写真を撮っていました。

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嵐山駅でトロッコ列車を降ると、そこは百人一首にも登場する紅葉の名所小倉山です。そして、京都というとテレビ等でもよく登場する竹林をバックに学級ごとに記念写真を撮影しつつ、嵯峨野一の名刹とも言うべき天龍寺に向かいました。天竜寺は、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために天竜寺船を元に派遣し、その貿易の利益で建てられた寺です。今回の修学旅行のテーマである、東アジアの中のグローバル経済の観点で言えば、いわゆる「モンゴルの平和」の中の通商によって建立された寺とも言えます。曹源池庭園の広い池の中心部には滝が組まれ、池の中には岩島が浮かび紅葉も色づき始めていて、この見事な庭園の美しさを堪能することができました。

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その後は、バスで大覚寺へ向かいました。9世紀後半に寺に改められる前は、嵯峨上皇により造営された離宮でした。平安初期の古式を残す、皇室ゆかりの寺院です。生徒たちの学んだ日本史の観点から言うと、鎌倉時代末期のいわゆる両統迭立時代の大覚寺派(後の南朝側)の拠点ということになりますが、こうして直接見学すると、記憶にも鮮明に残ることと思われます。境内の大沢池は日本最古の人工林泉であり、池の側には桜や楓が約700本程植えられているそうです。生徒は回廊を巡りながら、その美景を楽しみました。

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嵐山に移動しての昼食の鶏すき焼きで腹を満たした後、国宝第1号の弥勒菩薩のある太秦の広隆寺に向かいました。暗い照明の中でも、宝物館に安置される弥勒菩薩は微笑みながら生徒を迎えてくれました。

本年度の修学旅行、最後の見学場所は京都御所です。修学旅行の団体見学で京都御所を取り上げたのは初めてです。例年混雑する二条城を避けるという事情もありましたが、幕末のめまぐるしく変わる政局の中で、二条城以上に重要な役割を果たしたがこの京都御所であり、やはり見学したい所の一つです。1331年から1869年までの約540年間ここに内裏がおかれました。清涼殿は修復工事中で見ることができなかったものの、御所の中でも最大の大きさを誇る紫宸殿の威容を間近に見ることができました。この紫宸殿では朝廷のさまざま儀式が行われてきた訳で、中に入ることこそできないものの、日本の歴史の重要な舞台の一つの雰囲気を実感することができたことは、生徒にとって収穫だったと思います。今後歴史の授業が身近に感じられれば、と思います。

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やや早めに京都駅に到着し、今回支給された地域限定クーポンを使ってお土産を購入した後、予定通り新幹線に乗車して、18:45に東京駅に無事に帰着することができました。

今年の中学3年修学旅行は、天候にも恵まれ、順調に日程を終えることができました。コロナ禍で教員も大声で指導することができなかったこと、所によっては見学可能な範囲が限定されていたり、拝観・開館時間が短縮されていたりといったことはありましたが、反面多くの場所が空いていて、静かな雰囲気の中で見学できたことは大きな利点でした。また、待ちに待った行事が実施できたということで、生徒の見学態度も悪くなかったように思います。修学旅行の実施を見送った学校も多い中、生徒はこのような行事が普通に実施できる喜びを改めて噛みしめていたようです。特殊な雰囲気の中の修学旅行で学んだことは、これからさまざまなところで生きてくるはずです。今後の学習にも生かしていってほしいと思います。

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