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第47期天文講座開講式 第553回<駿台天文講座>のお知らせ

2012/04/11

4月21日(土)17時から第47期天文講座開講式・第553回<駿台天文講座>を開催します。今年度の初回は、面高俊宏先生(鹿児島大学教授)に『VERAが挑む銀河系の精密立体地図つくり』をテーマにご講演いただきます。

「あれ?!雲ひとつない満点の星空に白い雲?」。夜空を見上げると、ミルクを流した淡い白い帯のように、南から北に天を両断するかのような巨大な円弧を描く天の川の姿が見えます。これは私達が住む天の川銀河を、銀河の端にある地球から眺めた姿にほかなりません。ガリレオは自作の小さな望遠鏡で天の川を眺め、白い帯がひとつひとつ輝く無数の星でできていることを発見しました。しかし、これまで多くの観測が行われたにも関わらず、私達の住む銀河のそのものの詳しい構造については、実はよく分かっていません。その原因は、銀河系の天体があまりにも遠く、距離や天体の運動を正確に測る観測技術がなかった点にあります。

VERA(VLBI Exploration of Radio Astrometry)は、地球から星までの距離を直接測量し、世界で初めて私達の住む銀河の3次元地図を作るという、極めてチャレンジングな計画です。そのために国立天文台では、岩手県奥州市、東京都小笠原父島、沖縄県石垣島、さらに鹿児島県薩摩川内市と日本全国4か所に直径20mの電波望遠鏡を設置し、この4局で同時に同じ天体を観測することにより、実質的に口径2300kmの超巨大な望遠鏡が実現することとなりました。この望遠鏡をもってすれば、なんと月の上に置かれた1円玉を識別することすら可能です。VERAはこの超絶的視力で2008年度から本格的な観測をスタートさせ、毎年100個程度の星を観測し地球との距離を確定させるとともに星の運動も分析しながら、世界初の銀河系の精密立体地図作りを精力的に進めています。今回の講演ではVERA計画の魅力ある概要と、これまでに得られた最新宇宙地図をご紹介いただきます。

日 時:平成24年4月21日(土)17:00~18:30
場 所:駿台学園小ホール
    東京都北区王子6-1-10(電話 03-3913-5735)
最寄駅:JR・地下鉄・都電 王子駅下車 徒歩10分
講 師:面高俊宏先生(鹿児島大学教授)
題 目:「VERAが挑む銀河系の精密立体地図つくり」
入場料:無 料

なお、晴天の場合は、本校屋上の口径20cm屈折望遠鏡(ニコン製)による天体観望会を開催します。

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