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第49期<駿台天文講座>閉講式・第588回<駿台天文講座>のお知らせ

2015/03/17

3月28(土)17時から、第49期<駿台天文講座>閉講式および第588回<駿台天文講座>を開催します。今年度最終回の講師は、東京大学カブリ数理連携宇宙研究機構特任教授鈴木洋一郎先生で、「暗黒星雲」について講演をしていだだきます。

「暗黒物質」は、一般の天体とはようすが違います。何故か。星や銀河を観測するには、光や光の仲間の電波などの電磁波を使い、最近では素粒子の一種であるニュートリノや、非常にエネルギーの高い陽子も、天体や宇宙を観測するための新しい手段となっています。これらの観測手段を用いることにより、星や銀河の研究、そして、さらには宇宙の始まりの様子の研究が進んでいます。しかし、暗黒物質の正体はまだが分かっていません。

とはいえ、暗黒物質なくしては宇宙を語れません。暗黒物質は、宇宙を満たしている物質で、我々の知っている物質の原子や分子などの5~6倍はあるということがわかってきました。銀河の集合である銀河団にみられる銀河の回転のような運動も、暗黒物質なくして説明は不可能と考えられています。宇宙の歴史を詳しく研究した結果、暗黒物質なくして銀河も星も生まれてこなかったはずであることがわかりました。

現在、暗黒物質の正体をあきらかにしようという試みが、世界中で進められています。ニュートリノで有名な、岐阜県神岡鉱山の地下に「XMASS」と呼ばれる測定器が設置され観測がはじまっています。暗黒物質の研究は、非常にユニークな成果に結びつく可能性があります。暗黒物質の正体が新しい素粒子だとすると、暗黒物質の観測が新素粒子の発見になり、宇宙の問題だけでなく素粒子物理学にも大いに貢献することになります。生命の母なる暗黒物質の観測は、一般の天文学とはかなり異なる側面を持っています。非常に興味深い講演となりますので、お誘いあわせのうえご参加ください。

 

なお、晴天の場合は、駿台天文講演終了後、本校屋上の口径20cm屈折望遠鏡(ニコン製)による天体観望会を開催します。

  ●第49期<駿台天文講座閉講式>及び<第588回駿台天文講座>

  日 時:平成27年3月28日(土)17:00~18:30

  場 所:駿台学園小ホール

  講 師:東京大学カブリ数理連携宇宙研究機構特任教授 鈴木洋一郎先生

  題 目:「暗黒物質」

 

  入場料:無 料

  所在地:東京都北区王子6-1-10(電話 03-3913-5735)

  最寄駅:JR・地下鉄・都電 王子駅下車 徒歩10分

 

 

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