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第562回<駿台天文講座>のお知らせ

2013/01/12

1月19日(土)の<第562回駿台天文講座>では、中村智樹先生(東北大学教授)に、「はやぶさが持ち帰ったイトカワの塵に秘められた小惑星形成史」をテーマに講演していただきます。
7年を超える宇宙飛行を経て、2010年6月にオーストラリアの砂漠に「はやぶさ」のカプセルが帰還したことは、いまなお記憶に新しいところです。帰還したカプセルは、宇宙科学研究所で開封され、微粒子分離作業と電子顕微鏡による解析の結果1500ほどの微粒子(大きさは、0.08ミリ程度)が特定されました。今回は、この分析に携わった中村先生にお話し頂きます。
微粒子がイトカワ由来のものであると断定された最大の根拠は、微粒子を構成する結晶の組み合わせです。カンラン石、輝石、斜長石、トロイライト(硫化鉄)、テーナイト(金属鉄)が主な結晶で、カンラン石、輝石、斜長石は地球によくありますが、トロイライト、テーナイトは、非常に酸素の乏しい還元的な環境でしか生成されない結晶で、地球にはほとんど存在しないものであり、イトカワ由来のものに間違いないという判断に至りました。
「はやぶさ」が持ち帰った微粒子は、目では見えないほど小さいものでしたが、その微粒子に記録されていた科学的事実には大きな価値があり、今後小惑星イトカワの誕生から現在に至るまでの生い立ちが解明されていくものと期待されます。イトカワの形成史をわかりやすく解説いただきますので、各位お誘いのうえお集まり下さい。

なお、晴天の場合は、講演終了後本校屋上の口径20cm屈折望遠鏡(ニコン製)による天体観望会を開催します。

●駿台天文講座
日 時:平成25年1月19日(土)17:00~18:00
場 所:駿台学園視聴覚室
講 師:中村 智樹先生(東北大学教授)
題 目:「はやぶさが持ち帰ったイトカワの塵に秘められた小惑星形成史」
入場料:無 料
所在地:東京都北区王子6-1-10(電話 03-3913-5735)
最寄駅:JR・地下鉄・都電 王子駅下車 徒歩10分

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