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第600回<駿台天文講座>および50周年記念祝賀会のお知らせ

2016/03/18

3月19日(土)17:00から、平成27年度閉校式と第600回の記念すべき<駿台天文講座>を、ホテルメトロポリタン・エドモント(飯田橋」で開催します(今回は会場が異なりますのでご注意ください)。講師は、佐藤勝彦先生(自然科学研究機構長・東京大学名誉教授)、テーマは「アインシュタインの一般相対性理論とインフレーション宇宙論」です。

佐藤先生の講演に続き、50周年祝賀会を行います。詳細は、下記の透りです。

 

 

1.日 時 平成28年3月19日(土)17:00~20:30

  ①第600回記念講演会(17:00~18:00)

  演題:アインシュタインの一般相対性理論とインフレーション宇宙論

  講師:佐藤 勝彦 博士(自然科学研究機構長・東京大学名誉教授)

  ②50周年記念式典(18:00~18:30)

  ③祝賀会(18:30~20:30)

 

2.会 場 ホテル・メトロポリタン・エドモント(飯田橋)

      東京都千代田区飯田橋3-10-8

      最寄駅:JR飯田橋・水道橋駅下車 徒歩5分、地下鉄・東西線・南北線「飯田橋駅」下車 徒歩5分

URL:http://www.edmont.co.jp/

 

3.参加費 講 演:無料

  祝賀会:7,000円(当日申し込み可、会費は会場でお納めください)

 

4.問い合わせ 114-0002 東京都北区王子6-1-10 学校法人 駿台学園 

  駿台天文講座50周年記念事務局 担当 篠原 信雄まで

              電話 03-3913-5735  FAX 03-3912-2810

              メール:n-shinohara@sundaigakuen.ac.jp

 

5.第600回記念講演の概要

 アインシュタインが、一般相対性理論を1915年に発表してからちょうど100年となります。

一般相対論によって宇宙が膨張することが予言され、エドウィン・ハッブルによって観測的に宇宙が膨張していることが実証されました。さらに、ジョージ・ガモフにより「宇宙は火の玉」として始まったというビッグバン理論も、これから予言され宇宙背景放射の発見によって実証されました。

 なぜ、宇宙が膨張を始めたのか、なぜ火の玉で始まったかは謎のままでしたが、1981年に佐藤先生やアメリカの A. グースが素粒子理論や大統一理論と一般相対性理論を組み合わせることにより、誕生直後のミクロな宇宙は急激な膨張を引き起こし100桁も違う規模に一挙に大きくなり、この急膨張が終わるとともに宇宙には大量の熱が発生して火の玉状態になったのだという理論を提唱しました。このような宇宙初期の急膨張はインフレーションと呼ばれ、この理論は「インフレーション理論」と呼ばれるようになりました。

さらに、この理論は急激な膨張の過程で物質密度の揺らぎ、つまり密度の凸凹が生まれ、これが火の玉宇宙が冷却する過程で、銀河や銀河団などに成長するのだと予言しています。予測どおり、NASAが打ち上げたCOBE衛星(宇宙背景放射観測衛星」は、宇宙開びゃくから38万年ころの宇宙を観測しインフレーション理論の主張する密度の揺らぎを発見。さらにCOBE衛星の後継機WMAP衛星や欧州宇宙研究機構のPlanck衛星はさらに細かく観測を行い、その結果は見事にインフレーション理論の予言どおりでした。このようにインフレーション理論は衛星観測によって裏付けられてきましたが、かといってインフレーションの瞬間そのものが観測されたたわけではありません。

 今、宇宙論の研究は素晴らしい時代を迎えています。相対性理論の誕生から100年、人類学、地球科学などと連携することによって人類の宇宙における位置も描きだされてきました。しかし、同時にダークマター、ダークエネルギーなど正体不明な物質エネルギーによって宇宙が満たされていることもわかりました。謎が生じることは科学にとって喜ぶべきことです。なぜなら謎を解くことで科学は進むからです。現在、世界でインフレーションの時代に放出された重力波を捕らえ、インフレーションの現場を直接観測しようという計画が立てられています。

今回は、駿台天文講座50周年記念にふさわしい内容となります。お誘い合わせの上お越しください。

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