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第670回<駿台天文講座>「オンライン + 対面」形式で開催のお知らせ

2022/01/06

 1月15日(土)17:00から今月の<駿台天文講座>をオンラインと対面形式で開催します。今月のテーマは、「国立天文台前史 水沢緯度観測所の木村栄」で、講師は馬場幸栄先生(一橋大学)です。

 1988年、東京天文台・緯度観測所・名古屋大学空電研究所第三部門の3機関が統合されて国立天文台が誕生しました。その緯度観測所(岩手県水沢)の初代所長として活躍したのが天文学者・木村栄(ひさし)です。

 木村栄(1870~1943)は1870年に現在の石川県の金沢で誕生しました。1889年に帝国大学理科大学星学科(現・東京大学理学部天文学科)に進学、大学では、星学科教授と東京天文台初代台長を兼任していた寺尾寿(ひさし)から天体観測を、地球物理学者・田中舘愛橘(たなかだてあいきつ)から地磁気観測を学びました。この頃、万国測地学協会が「国際緯度観測事業」という国際観測プロジェクトを立ち上げました。世界6か所で毎晩天体観測を行うことでその観測地点の微細な緯度変化をとらえ、そのデータをもとに地球の回転軸の揺らぎを計算しよう、という壮大なプロジェクトでした。

 当時の日本は列強諸国から科学後進国と思われていたため、ドイツのポツダムにあった国際緯度観測事業中央局は水沢の緯度観測所にドイツ人観測者を派遣するつもりでいました。しかし、地震学者・大森房吉らがそれに反発し、日本人だけで立派に観測してみせると主張しました。そして、その国家の威信をかけた任務をまかされたのが、木村栄でした。

 大変な努力の結果、木村は「Z項の発見」という偉業を達成し、世界中の科学者を驚かせました。こうして木村は日本の科学力の高さを世界に示したのでした。1922年、木村は国際緯度観測事業の中央局長に就任し、水沢の緯度観測所が同事業の中央局となりました。今回の講演では、木村の努力と、それを支えた所員たちの活躍についてお話し頂く予定です。興味がおありの方は、ぜひふるってご参加ください。

なお、今後の新型コロナウィルスの感染状況によっては、対面での講演を取りやめオンラインのみでの開講となることがありますので、あらかじめご了承ください。

◎<第670回駿台天文講座>オンライン + 対面講演

●日   時:2022年1月15日(土)17:00~18:00

●講   師:馬場 幸栄 先生(一橋大学)

●題   目:「国立天文台前史 水沢緯度観測所の木村栄」

 

【講演のお申込み方法】

◆型  式:オンライン(使用アプリ:Zoom)または対面(駿台学園視聴覚室にて実施)

◆定  員:50名+ 対面10名程度(受付順、定員になり次第、申し込みを締め切ります)

◆締  切:1月12日(水)

◆申し込み方法:下記のURL上のフォームに必要事項ご記入の上送信し、お申し込みください。

https://forms.gle/VAKZBC57WYWhPcQ4A

・Zoomのアプリは、無償でダウンロードが可能です。利用法は、至って簡単です。

・申し込みが完了した方には、1月14日(金)までに、ご登録いただいたメールアドレスに対面講演参加の可否、およびズーム参加用のID、パスワード等をお送りします。

・当日は、講義開始15分前までにZoomからミーティングに参加、またはご来校ください。Zoomに参加する際は、申し込み時と同じ名前をお使いください。

・新型コロナウイルス感染防止のため、対面参加者の方は下記の点で協力下さい。

・当日体温が37.5℃以上の方は参加頂けません。受付時の検温(非接触)にご協力下さい。

・来校時に手指消毒をお願いします。

・常時マスクを着用し、会話をお控えください。

・視聴覚室では「密」を避けるため、こちらで指定した座席にお座りください。視聴覚室は常時扉や窓を開放するなど、換気に努めます。

・感染防止のために、上履き(スリッパ)は用意いたしません。靴底をマットで軽く拭き、土足のまま入校してください。

 

【お問い合わせ先】

◎オンライン講演、その他のお問い合わせは、メール・電話で担当までお願いします。

03-3913-5735 担当 布施・吉田(篠原)

 

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