2023/05/01
5月20日(土)17:00から<駿台天文講座>をオンラインと対面形式で開催します。今月のテーマは、「私達は宇宙からやってきたらしい」で、講師は大石雅壽先生(国立天文台周波数資源保護室アドバイザー)です。
やはりどうしても気になるのが、私達の遠い祖先はどこで生まれたのか、ということではないでしょうか?最初の生物が生まれる前段階に多量にあったはずの有機物は、いったいどこで作り出されたのでしょうか?
生命の起源研究では最近、生命を形作る最初の有機物は実は宇宙起源だったのではないかとの説が有力視されています。実際、宇宙空間にある恒星や惑星を生み出すガス中では多種多様な有機物が発見されています。その中にはアミノ酸の一歩手前の物質もあります。これらの生命素材物質が、惑星形成過程において彗星や隕石に取り込まれた形で初期地球にもたらされたとの考えがあります。他にも、隕石が初期地球に衝突した際に生じる熱エネルギーによって有機物ができたという説や、深海にある熱水噴出孔でできたという説もあります。そして、有機物が濃集し、さらに複雑化することを通じて高い機能を持ち始め、やがて初期生命が誕生したという点では、今や研究者間の考え方はほぼ一致しています。
今回の講座では、 (1) 人類が生命の起源を探し求めた歴史、(2) 宇宙における生命素材研究の歴史と現状、(3) 彗星探査機などによる太陽系内天体での生命素材の理解、(4) 太陽系外惑星などにおける地球外生命探査の将来展望、などについて最新の研究成果をまじえながら、分かりやすくお話ししていただく予定です。生命の誕生起源や系外惑星の研究についてご興味のある方は、ぜひともご参加下さい。
◎<第686回駿台天文講座>対面 + オンライン講演 ●日 時:2023年5月20日(土)17:00~18:00 ●講 師:大石 雅壽先生(国立天文台周波数資源保護室アドバイザー) ●題 目:「私達は宇宙からやってきたらしい」
【講演のお申込み方法】 ◆型 式:対面(駿台学園視聴覚室にて実施)またはオンライン(使用アプリ:Zoom) ◆定 員:50名+ オンライン50名程度(受付順、定員になり次第、申し込みを締め切ります) ◆締 切:5月17日(水) ◆申し込み方法:下記のURL上のフォームに必要事項ご記入の上送信し、お申し込みください。 https://forms.gle/VAKZBC57WYWhPcQ4A
・当日体温が37.5℃以上の方は参加頂けません。受付時の検温(非接触)にご協力下さい。 ・来校時に手指消毒をお願いします。 ・常時マスクを着用し、会話をお控えください。 ・視聴覚室は常時扉や窓を開放するなど、換気に努めます。 ・感染防止のために、上履き(スリッパ)は用意いたしません。靴底をマットで軽く拭き、土足のまま入校してください。
【お問い合わせ先】 ◎オンライン講演、その他のお問い合わせは、メール・電話で担当までお願いします。 03-3913-5735 tenmon@sundaigakuen.ac.jp 担当 布施(篠原) |