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第660回<駿台天文講座>および第55期閉講式のお知らせ(オンラインのみの開催)

2021/03/08

3月27日(土)17:00からオンライン型式で、第55期駿台天文講座閉講式と第660回駿台天文講座を開催します。今期の駿台天文講座は、新型コロナウイルスの感染拡大により、一部の講座が延期となり、またオンライン型式を導入するなど、例年にない1年となりあましたが、参加者の皆さんのご理解もあり、とりあえず閉講式を迎える運びとなりました。

さて、今期最終回のテーマは、「シリウスの話」で、講師は竹田洋一先生(元国立天文台准教授)です。冬の夜空を見上げるとひときわ鮮やかに輝く星は、大いぬ座の一等星「シリウス」です。全天一の明るさで輝シリウスは、人びとと深く関わってきた星で、古代エジプトではナイルの氾濫を知らせてくれるお告げの星とされました。また、古代ローマなどでは 暑気の毒をもたらす障りの「犬の星」として畏れられました。不思議なことにシリウスを犬または狼と見立てる言い伝えは、洋の東西を問わず世界中に存在し、これほどに古典的伝承や歴史的文献に言及されている星は類を見ません。

19世紀から20世紀にかけての近代天体物理学は、伴星の存在やその重力赤方偏移の検出などの分野で画期的な発見をしましたが、シリウスの伴星の観測はかなり困難なものでした。というのもシリウスの場合、一万倍も明るい主星のすぐそばに伴星があり、大きな離心率かつ長周期ゆえ観測の好機も限られており、研究者は何十年も待つことを余儀なくされました。

 近年は、宇宙空間からの観測など先進的な観測手法のおかげもあり、連星系の物理的性質はかなり詳細にわかってきました。しかし、シリウスがなぜ現在のこのような状態になったかについては、未だに疑問点が残っています。またシリウスは白い星なのに、なぜか古代の文献では「赤い星」と記録されています。「歴史的赤いシリウス論争」は、興味深いテーマで、未だに決着は付いていません。しかし、この問題を考える科学的な考証以前に、まずは歴史的な背景を古代人の立場に立って理解することが重要かもしれません。

 今回の講座では、このような話題を中心に、シリウスという星が人類の「文化史・科学史」において果たしてきた役割、そして現代天文学が明らかにしたその実像と未解決の謎について、なるべく分かりやすく講演して頂きます。

なお、現時点では緊急事態宣言は3月21日(日)に解除の予定ですが、なお不透明な部分もあり、今回はオンラインのみでの開催といたします。どうかご海容ください。

また、今年度は中止となった講座もあり、また技術的な事情からオンライン参加ができなかった方も少なくないことから、閉講式恒例の皆勤の方の表彰については見合わせたいと思いますので、ご理解のほどお願いいたします。

 

◎<第660回駿台天文講座>(オンライン型式のみ

●日  時:2021年3月27日(土)17:00~18:00

●講  師:竹田 洋一先生(元国立天文台准教授)

●題  目:「シリウスの話」

 

【オンライン講演のお申込み方法】

◆型  式:オンライン(使用アプリ:Zoom)

◆定  員:50名(受付順、定員になり次第、申し込みを締め切ります)

◆締  切:3月24日(水)

◆申し込み方法:下記のURL上のフォームに必要事項ご記入の上送信し、お申し込みください。

https://forms.gle/VAKZBC57WYWhPcQ4A

 

※Zoomのアプリは、無償でダウンロードが可能です。利用法は、至って簡単です。

※申し込みが完了した方には、3月26日(金)までに、ご登録いただいたメール・アドレスにズーム参加用のID、パスワード等をお送りします。

※当日は、講義開始30分前までにズームからミーティングに参加をお済ませください。参加する際は、申し込み時と同じ名前をお使いください。

 

【お問い合わせ先】

   ◎お問い合わせは、メール・電話で担当迄にお願いします。

    03-3913-5735 担当 篠原(布施・吉田)

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