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●第37回<駿台歴史講座> 開催のお知らせ
日 時: 2026年9月12日(土) 15:00~16:30
講 師: 丸山 裕美子 先生 (愛知県立大学日本文化学部教授)
演 題: 『日本古代の「移民」』
<教科書・新書・選書の著者から直接話が聞ける講座>を目指して2023年に開講した<駿台歴史講座>、2026年度第5回、通算第37回の講座を9月12日(土)15:00から対面とオンラインで開催します。今回の対象は古代で、テーマは『日本古代の「移民」』、講師は丸山裕美子先生(愛知県立大学日本文化学部歴史文化学科教授)です。
「移民」というと、現代社会においては複雑かつ深刻な政治・社会問題となっている地域もありますが、人の移動そのものは、太古の昔から今日まで、世界各地で絶えることなく続いてきた営みであることは間違いありません。ただし、その移民が発生する理由や影響は、まさに千差万別と言ってもよさそうです。今回は、唐王朝成立後の7世紀の東アジアの国際情勢の下での日本への移民についてお話し頂く予定です。ぜひ、お誘いあわせのうえご参加ください。なお、当日は会場参加者の方には抽選で講師の著書を進呈申し上げます。
- 講演要旨(講師から頂いたものをそのまま掲載しています)
近年のヒト進化遺伝学の研究の進展は目覚ましく、古代(縄文・弥生・古墳時代)の人骨のゲノム解析と現代人のゲノム解析から、日本列島に渡来した人びとの歴史が描きなおされつつある。こうしたなか、「帰化人」「渡来人」ということばの縛りを超えて、日本古代の「移民」の歴史を考えたい。日本列島(東北北部・北海道、南西諸島を除く)の諸地域がヤマト王権の支配下に包摂されつつあった古墳時代から、古代律令制国家の成立期にかけて、東アジアの戦乱に連動するかたちで、列島には何度かの移民の波があったことが知られている。今回の講演では、とくに7世紀後半、朝鮮半島の百済・高句麗が唐・新羅によって滅亡した後、遺民として列島に移住してきた人びとについて、近年中国で次々に出土する百済・高句麗遺民(移民)の墓誌や、日本の正倉院宝庫に偶然残った8世紀の文書群(「正倉院文書」)の分析を通して明らかになったことを紹介したい。
- 丸山 裕美子 先生 略歴
1961年 広島県生まれ
84年 お茶の水女子大学文教育学部史学科卒
87年 同大学院人文科学研究科史学専攻修了
93年 同大学院人間文化研究科比較文化学専攻博士課程単位取得退学
93年 日本学術振興会特別研究員PD(東京大学史料編纂所、95年まで)
99年 愛知県立大学文学部 助教授
2007年 同 教授 2009年学部改組により、愛知県立大学日本文化学部 教授 現在に至る
11年 中国社会科学院歴史研究所隋唐宋遼金元史研究室高級訪問学者(2012年まで)
博士(1999年 文学・東京大学)
- 主な著書等
<単著>
『日本古代の医療制度』名著刊行会 1998年
『天平の光と影――正倉院文書が語る古代の日本』日本放送出版協会 1999年
『正倉院文書の世界――よみがえる天平の時代』中公新書 2010年
『清少納言と紫式部――和漢混淆の時代の宮の女房』山川出版社日本史リブレット人 2015年
<共著・共編ほか>
『日本の歴史08 古代天皇制を考える』講談社 2001年 講談社学術文庫 2009年
『いくさの歴史と文字文化』三弥井書店 2010年
『本草和名――影印・翻刻と研究』汲古書院 2021年
「帰化人と古代国家・文化の形成」(『岩波講座日本歴史 古代2』岩波書店、2014年)
「帰化人-日本古代の移民-の果たした役割」(大津透編〈日本史の現在〉2『古代』山川出版社、2024年)
『対外交流史』山川出版社 2021年
◎<第37回駿台歴史講座> 参加方法
□主 催:学校法人 駿台学園 駿台学園中学・高等学校 □後 援:森上教育研究所
JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子」駅徒歩10~12分 東京さくらトラム(都電荒川線)「王子駅前」徒歩12分
【講演のお申込み方法】 事前予約は不要です。ただし、可能であれば準備の都合もありますので、事前登録にご協力ください。 ◆形 式:対面(駿台学園多目的室にて実施)またはオンライン(使用アプリ:Zoom) ◆定 員:対面30名+オンライン ◆締 切:9月10日(木)23:59 ◆参加費:無料 ◆申し込み方法:下のURLもしくは、右のQRコードから登録画面に入り、事前登録ください。
【お問い合わせ先】 ◎オンライン講演、その他のお問い合わせは、Email・電話で担当までお願いします。 電話:03-3913-5735 email:history@edu-sundaigakuen.jp 担当 平瀬・松井 |
◎2026年度のこの後の予定






