中学課程のクラス
クラス別授業
中学校には、<特選クラス>と<総合クラス>の2種類のクラスがあります。
それぞれ習熟度とレベルに合った授業をおこないますが、大きくカリキュラムや授業数が違うわけではありませんし、授業の進度が違うわけでもありませんしかし、それぞれの理解度に応じて、進度ではなく、深度がかわります。
つまり、特選クラスではより応用的な内容で理解度を深め、総合クラスではより基本的な内容で基礎学力の定着を図るといったように。入学試験でどちらのクラスに所属するのかが決まりますが、進度が同じであるため、それぞれ入学後の移動が可能です。
<特選クラス>
特選クラスではより応用的な内容で理解度を深めます。
特に受験勉強はしてこなかったが潜在能力はあるという生徒を、学力に自信のある生徒に育てあげます。
6年後にはすくなくともGMARCHクラスに合格する、という目標を持っています。
<総合クラス>
総合クラスではより基本的な内容で基礎学力の定着を図ります。
駿台学園創立以来培われてきた、元気ハツラツとした校風を担う文武にすぐれたクラスです。
授業の進度が同じであるため、<特選クラス>への移動も可能です。
カリキュラム

高校入試のない中で、中高一貫教育でどのようにカリキュラムを組むかは非常に大事なことです。駿台学園中学校では、調和のとれた、将来社会に出て役にたつ人材の育成をテーマに、以下のように考えてカリキュラムを作成します。
1.授業時間数の確保
駿台学園の授業は週6日。月曜日から金曜日までは毎日6時間、そうして、土曜日は4時間の通常授業を行い、週当たり計34時間の授業時間数を確保します。これは公立中学校の、1.2~1.5倍の授業数になります。生徒の意欲をそがず、学習をしっかり行い、かつクラブ活動と両立するには、最も妥当な時間数だと考えます。
2.バランスのとれた教科配分
公立学校よりも多く確保した授業時数を、バランスよく各教科に配分します。まずは英語、数学、国語に多めに配分します。さらに、理科社会も、公立よりも多めに確保します。つまり、5教科は多めに確保しますが、さらに音楽、美術も通常より多い週2時間を、中学校3年間にわたって配分します。これは、バランスのとれた人間になるには、音楽や美術といった情操教育は欠かせないと考えているからです。また、体育も、授業数こそ多くはありませんが、スキー学校や運動会などの行事をとおして力を入れています。駿台学園は、知育のみではない、調和のとれた人格の形成を目指します。
教科 | 標準(公立) | 駿台学園中学校 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
1年 | 2年 | 3年 | 1年 | 2年 | 3年 | |
国語 | 5 | 4 | 4 | 6 | 5 | 5 |
数学 | 3 | 4 | 4 | 6 | 5 | 5 |
英語 | 3~4 | 3~4 | 3~4 | 7 | 6 | 6 |
理科 | 3 | 3 | 3~4 | 3 | 3 | 3 |
社会 | 4 | 4 | 2~3 | 3 | 3 | 3 |
3.教育内容
高校入試がない分、最初から大学入試を意識したカリキュラムを考えます。高校入試で必要であっても大学入試ではさほど重要ではない学習内容は、思い切ってカットします。逆に、高校入試では必要ないけれども、早めに学習した方が効果がある内容は、先取りして学習していきます。とはいえ、駿台学園は、大学入試でだけいい点を取れれば良いとう考えがたで授業を進めていくわけでは、決してありません。大学入試に受かるだけでなく、その先の大学での研究や、将来につながっていくような学習内容を厳選します。無理な先取り教育をし、ついていけない生徒が意欲を失うような学習を、駿台学園はよしとしません。生徒の興味、関心の芽を育み、根源的であると同時に、現代社会の課題をも意識した教材を目指します。