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第714回<駿台天文講座>「対面 + オンライン」形式で開催のお知らせ
9月20日(土)17:00から、第714回<駿台天文講座>をオンラインと対面形式で開催します。今月のテーマは、「小さな天体が起こす大事件 – 新星,超新星,γ線バースト-」で、講師は茂山 俊和先生(東京大学理学系研究科 ビッグバン宇宙国際研究センター)です。
星は稀に急激に明るくなることがあります。この講演では、新星・超新星・ガンマ線バーストと呼ばれる、星が急激に明るくなる現象がどのように認識され、理解されてきたのかを観測と理論の両面から解説していただきます。これらの現象のほとんどは遥か遠くの場所で起き、私たちとは何の関係もない現象に見えます。しかし、これらの現象を理解することで過去に起きた類似の現象が私たちの存在とも密接に関係していることがわかってきました。私たちの体の元になっている元素、あるいは地球のもとになっている元素が、長い宇宙の歴史の中で起きたこれらの現象によって供給されてきたと考えられるのです。
一方で、明るい現象は遠くまで膨張を続ける宇宙を調べるための道具としても使うことができます。ある種の超新星は本来の明るさが分かっているので、その見かけの明るさを測れば距離が測定できます。見かけの明るさは距離の二乗に反比例するからです。そして、超新星あるいはその母銀河が私たちから遠ざかっている速さの測定を、様々な距離の超新星に関して行えば、宇宙の膨張則を観測から導くことができます。宇宙の膨張則は宇宙にどのようなものが含まれているのかによって決まっているので、このような観測結果から宇宙の構成要素を求めることもできます。今回の講演では、こうした研究の結果から示される課題についても解説いただきます。今回のテーマも非常に興味深いものですので、ぜひお誘い合わせの上ふるってご参加下さい。
◎<第714回駿台天文講座>対面 + オンライン講演
【講演のお申込み方法】 ◆型 式:対面(駿台学園視聴覚室にて実施)またはオンライン(使用アプリ:Zoom) ◆定 員:50名+ オンライン50名程度(受付順、定員になり次第、申し込みを締め切ります) ◆締 切:9月17日(水) ◆申し込み方法:下記のURL上のフォームに必要事項ご記入の上送信し、お申し込みください。 https://forms.gle/VAKZBC57WYWhPcQ4A
・当日体温が37.5℃以上の方は参加をご遠慮ください。 ・講座中は、会話をお控えください。
【お問い合わせ先】 ◎オンライン講演、その他のお問い合わせは、メール・電話で担当までお願いします。 03-3913-5735 tenmon@sundaigakuen.ac.jp 担当 布施 |