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●第32回<駿台歴史講座> 開催のお知らせ
日 時: 2026年3月21日(土) 15:00~16:30
講 師: 松澤 裕作 先生 (東京大学史料編纂所教授)
演 題: 『戦前日本の女性公務員 ―逓信省を中心に―』
<教科書・新書・選書の著者から直接話が聞ける講座>を目指して2023年に開講した<駿台歴史講座>、2025年度第11(最終)回、通算第32回の講座を3月21日(土)15:00から対面とオンラインで開催します。今回の対象は近現代で、テーマは『戦前日本の女性公務員 ―逓信省を中心に―』、講師は松澤裕作先生(慶応義塾大学経済学部教授)です。
新科目「歴史総合」は、これまでの歴史科目が必ずしもライトを当ててこなかったテーマも積極的に取り上げようとしていますが、その中でも女性は重要性の高いテーマとなっています。一方で、「歴史総合」では史料の積極活用も求められています。今回の松澤先生の講座は、その両方を意識したものになるかと思います。明治~大正期について、これまでとは異なるフレッシュな日本の政治・社会像を提示してきた松澤先生ですが、今回史料をもとにどのような新たな歴史の側面を切り出してくるのか、興味がわくところです。皆さん、ふるってご参加ください。お知り合いの方にもお知らせ頂けると幸甚です。なお、今回は、会場参加者には抽選で講師の著書を進呈いたします。
- 講演要旨(講師から頂いたものをそのまま掲載しています)
戦前の日本において、「官吏」とよばれた国家公務員は原則として男性であった。しかし、いくつかの例外的な規定によって、「官吏」の身分を有していた女性がいた。本講では、そのような女性官吏たちの存在に注目してみたい。
そのなかでも特に、逓信省のなかで、郵便貯金を扱う部署に在籍した多数の下級女性官吏たちに焦点をおく。電子計算機のない当時、彼女たちが従事していたのは、そろばんを使って大量の計算を処理することであったが、そのなかには長期間勤続し、結婚・出産を経ても勤務を続ける者もいた。彼女たちのライフコースをたどることで、戦前日本の官僚制の特質を、ジェンダー史の観点から浮かび上がらせることが本講の目的である
- 松澤 裕作 先生 略歴
1976年生まれ
1995年 麻布高等学校卒
1999年 東京大学文学部日本史学専門分野卒
2001年 同大学院人文社会系研究科日本史学専門分野修士課程修了
2002年 同博士課程中途退学、同史料編纂所助手、07年 同助教
11年 専修大学経済学部准教授
14年 慶応義塾大学経済学部准教授、20年 同教授 博士(文学・東京大学)
- 主な著書等
<単著>
『自由民権運動 〈デモクラシー〉の夢と挫折』岩波書店 2016年
『町村合併から生まれた日本近代 明治の経験』講談社選書メチエ 2013年
『重野安繹と久米邦武 「正史」を夢みた歴史家』山川出版社〈日本史リブレット〉 2012年
『明治地方自治体制の起源 近世社会の危機と制度変容』東京大学出版会 2009年
『生きづらい明治社会 不安と競争の時代』岩波ジュニア新書 201年8
『日本近代村落の起源』岩波書店 2022年
『日本近代社会史: 社会集団と市場から読み解く 1868-1914』有斐閣 2022年
『歴史学は世界を変えることができるか』岩波書店 2025年
<共著・共編・共訳ほか>
『史料を読み解く 4 幕末・維新の政治と社会』鈴木淳・西川誠共著 山川出版社 2009年
『近代日本のヒストリオグラフィー』山川出版社 2015年
『森林と権力の比較史』編、勉誠出版 2019年
『福祉の世界史』編 有斐閣 2025年
『大人のための社会科 未来を語るために』井手英策・宇野重規・坂井豊貴共著、有斐閣 2017年
『日本近・現代史研究入門』高嶋修一共編 岩波書店 2022年
M・メール『歴史と国家 19世紀日本のナショナル・アイデンティティと学問』東京大学出版会 2017年
◎<第32回駿台歴史講座> 参加方法
□主 催:学校法人 駿台学園 駿台学園中学・高等学校 □後 援:森上教育研究所
JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子」駅徒歩10~12分 東京さくらトラム(都電荒川線)「王子駅前」徒歩12分
【講演のお申込み方法】 事前予約は不要です。ただし、可能であれば準備の都合もありますので、事前登録にご協力ください。 ◆形 式:対面(駿台学園多目的室にて実施)またはオンライン(使用アプリ:Zoom) ◆定 員:対面30名+オンライン ◆締 切:3月19日(木)23:59 ◆参加費:無料 ◆申し込み方法:下のURLもしくは、右のQRコードから登録画面に入り、事前登録ください。
【お問い合わせ先】 ◎オンライン講演、その他のお問い合わせは、Email・電話で担当までお願いします。 電話:03-3913-5735 email:history@edu-sundaigakuen.jp 担当 平瀬・松井 |
◎2026年度の予定
近日中に確定の予定です。今しばらくお待ちください。過去に登録がある方には、毎月の「おしらせ」同様、メールアドレスに配信いたします。
以 上





