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●第34回<駿台歴史講座> 開催のお知らせ
日 時: 2026年5月16日(土) 15:00~16:30
講 師: 高橋 慎一朗 先生 (東京大学史料編纂所教授)
演 題: 『鎌倉幕府はなぜ滅亡したか』
<教科書・新書・選書の著者から直接話が聞ける講座>を目指して2023年に開講した<駿台歴史講座>、2026年度第2回、通算第34回の講座を5月16日(土)15:00から対面とオンラインで開催します。今回の対象は中世で、テーマは『鎌倉幕府はなぜ滅亡したか』、講師は高橋慎一朗先生(東京大学史料編纂所教授)です。
鎌倉幕府滅亡の理由は、かつては中学でも高校でも定期考査の頻出・定番の問題の一つで、元寇の結果としての御家人の窮乏などと関連付けた解答が求められていました。しかし、近年この定説あるいは通説の否定が進む一方新たな説の定着には至っていないため、鎌倉幕府は滅びる必要もなかったのに滅んでしまったかのような印象を生徒に与えているのが現状かもしれません。今回の講座では、従来説が後退していった背景などにも触れつつ、現在の研究水準で提示可能な新たな滅亡理由について、都市鎌倉や鎌倉武士について研究を続けてこられた高橋先生にお話し頂きます。皆さん、ふるってご参加ください。お知り合いの方にもお知らせ頂けると幸甚です。なお、今回の会場参加者には抽選で講師の著書を進呈いたします。
- 講演要旨(講師から頂いたものをそのまま掲載しています)
後醍醐天皇の挙兵をきっかけとして1333年に滅亡した鎌倉幕府は、敵対勢力に権力を奪取されて徐々に弱体化してついに滅亡したのではなく、全盛期に突如として滅亡したと言われています。その原因については、さまざまな説が唱えられていますが、誰もが納得しうるような結論はいまだ見出されていません。かつては、「モンゴル襲来で活躍した御家人が恩賞をもらえずに困窮し、幕府への不満を募らせた」ということなどが強調されていましたが、見直しが進んだ結果、現在では中学校の歴史の教科書でもそのような説明は姿を消しています。本講座では、鎌倉幕府滅亡の原因について、従来の説明がどのように見直され、どのような見解が教科書の記述に反映されているのかを詳しく見ていくとともに、当時の社会状況から導き出される滅亡原因についての一つの解答案を示してみたいと思います。とりわけ、討幕勢力の一翼を担ったとされる、「悪党」と呼ばれる人々の存在に着目していきます。
- 高橋 慎一朗 先生 略歴
1964年生まれ
84年 神奈川県立湘南高等学校卒
88年 東京大学文学部国史学専修課程卒
90年 同大学院人文科学研究科国史学専攻修士課程修了
年 同博士課程中退
92年 同史料編纂所助手 2007年 同准教授 2016年同教授
97年 博士(文学・東京大学
- 主な著書等
<単著>
『中世の都市と武士』吉川弘文館1996
『武家の古都、鎌倉』山川日本史リブレット 2005
『中世都市の力 京・鎌倉と寺社』高志書院 2010
『武士の掟 「道」をめぐる鎌倉・戦国武士たちのもうひとつの戦い』新人物往来社2012、再版吉川弘文館 2024
『北条時頼』吉川弘文館人物叢書 2013
『日本中世の権力と寺院』吉川弘文館 2016
『中世鎌倉のまちづくり 災害・交通・境界』吉川弘文館 2019
『幻想の都 鎌倉 都市としての歴史をたどる』光文社新書 2022
<共著・共編・共訳ほか>
『中世の都市 史料の魅力、日本とヨーロッパ』東京大学出版会2009
『Jr.日本の歴史 3 武士の世の幕あけ 鎌倉時代から室町時代』小学館2010
『史跡で読む日本の歴史 6 鎌倉の世界』吉川弘文館 2010
『列島の鎌倉時代 地域を動かす武士と寺社』高志書院 2011
『移動者の中世 史料の機能、日本とヨーロッパ』東京大学出版会 2017
◎<第34回駿台歴史講座> 参加方法
□主 催:学校法人 駿台学園 駿台学園中学・高等学校 □後 援:森上教育研究所
JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子」駅徒歩10~12分 東京さくらトラム(都電荒川線)「王子駅前」徒歩12分
【講演のお申込み方法】 事前予約は不要です。ただし、可能であれば準備の都合もありますので、事前登録にご協力ください。 ◆形 式:対面(駿台学園多目的室にて実施)またはオンライン(使用アプリ:Zoom) ◆定 員:対面30名+オンライン ◆締 切:5月14日(木)23:59 ◆参加費:無料 ◆申し込み方法:下のURLもしくは、右のQRコードから登録画面に入り、事前登録ください。
【お問い合わせ先】 ◎オンライン講演、その他のお問い合わせは、Email・電話で担当までお願いします。 電話:03-3913-5735 email:history@edu-sundaigakuen.jp 担当 平瀬・松井 |
◎2026年度のこの後の予定





